中小監査法人の監査システムの共通化(三鷹の公認会計士・税理士のブログ)
2021/12/11
12月8日の日経新聞に「中小監査法人、システム共通化着手 導入コスト4分の1に」という記事が記載されました。
Big4(DTT・EY・PwC・KPMG)のメンバーファームでない中小規模以下の監査法人には、共通した監査システムがないという現状があります。このような状況で、中規模監査法人の中でも比較的規模の大きな法人が情報システム会社と共に設立した合同会社がシステムを開発し、提供するというプロセスのようです。
監査調書も電子化が進展していく中で大手とそれ以外との差が拡大する一方で、監査を受ける企業側にしても大手法人よりも監査費用の安い中小法人に移りたいということもあります。このギャップを埋めるということからもいい方向に向かいことを期待したいところです。
10年以上前から「監査システムについて何とかしないと」という話はあがってましたが、ようやく実現するようですね。
ただ、法人に所属する公認会計士が40~50人規模以上を対象としているため、それ以下の人数の場合はコストを考えると導入は難しいですね。
日本経済新聞 12月8日より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC16BVJ0W1A111C2000000/