マイナンバーカードと健康保険証の一体化(三鷹の公認会計士・税理士のブログ)
2021/10/20
本日よりマイナンバーカードと健康保険証の一体化が可能となりました。
そのメリットとして挙げられるのが、次の点になります。
- -医療機関での受付が顔認証システムにより自動化(現状:全国で11,309件の医療機関・薬局が対応、現状、約5%程度、2023年3月までに概ねすべての医療機関としたいとのこと)
- -診療・薬剤処方について、正確なデータの基づく診療・薬の処方が受けられる(お薬手帳の一体化)
- -事前に限度額適用認定証を取得することで、窓口での限度額以上の一時払が不要(高額医療費制度の利用の容易化)
更に、
- -特定健康診断や薬の情報をマイナポータルで閲覧可能
- -確定申告時の医療費控除データが容易に収集可能
というメリットもあります。
既にマイナンバーカードを持っている人にしてみれば大した負担もなくできる一体化はできますが、これからカードを作ろうという人には上記のメリットでは弱すぎるような・・・
更なるインセンティブ(マイナポイントの付与等)が必要なのではないでしょうか?
因みに、私の住んでいる東京都三鷹市には、現状6か所の医療機関(薬局はなし)が登録されていますが、何処も利用したことがないので、一体化するメリットは確定申告時の医療費データの入手と財布に入れているカードが一枚減るくらいでしょうか。
マイナンバーカード保険証が利用できる医療機関が増えない限り、登録も増えそうに思えませんね。
話は変わりますが、日本経済新聞の記事によると、中国の中堅不動産会社の新力控股が2億4600万ドル(約280億円)の社債が償還できず、債務不履行(デフォルト)になったようですね。
本丸の恒大集団も外債の利払いは行っておらず、今月の下旬にどうなるかですね。
【中国不動産の新力控股がデフォルト ドル社債280億円】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM19DT70Z11C21A0000000/
【中国不動産、社債デフォルト相次ぐ 恒大問題連鎖】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM162RF0W1A011C2000000/